Thursday 2 October 2014

2014.09.14 インドネシアの昔話


クラスでは昔話のトピックですので母国の昔話を探して発表しなければなりませんでした。実は子供ときに昔話をあまり聞いてなかったんですが、そんなことを考えるとマリンクンダングという話は頭に浮かんできてたぶんインドネシアで一番有名な昔話だと思います。この話は西部のスマトラ島から来て大体子供たちの知っている昔話です。
マリンクンダング
むかしむかしある海の村に、マリンクンダングという息子とお母さんが住んでいました。お父さんがずっと前に亡くなってしまったので、お母さんは一人で家族を養っていました。この理由のせいで二人の家はひどく貧乏でした。なのに、マリンクンダングは強くてキビキビした漁師になりました。
ある日、海に魚を釣っているマリンクンダングは海賊におそわれた商人の船を見ました。正義の味方のマリンクンダングは商人を助けて海賊を打ち破りました。商人はたいそう喜んで、マリンクンダングに一緒に海にと誘いました。いい生活のために、商人の誘いに応じたマリンクンダングはお母さんを一人に残してしまったのです。
「お母さん、心配しないで、きっと私は帰って来ますよ!」
気重のお母さん、「さらば、息子」と言いながら、船に乗ってるマリンクンダングを見送りました。
数年後、マリンクンダングはお金持ちになりました。大きい商社、でかい船、美しいお嫁さん、全部手に入れました。ある日、マリンクンダングの船は海の村に着きました。気づいた村人はすぐにお母さんに知らせました。この話を聞いたずっと心配してるお母さんはワクワクして海辺に走りました。
しかし、お母さんは息子に会ってみると、マリンクンダングが知らぬ顔をしました。
船の乗員の前に、お嫁さんの前に、恥ずかしいマリンクンダングは貧乏のお母さんを気付きたくなくて「この汚いおばあさんはだれですか!」と言いました。
かわいそうなお母さんはマリンクンダングに「お母さん覚えてないか」と3回も聞きましたが、3回もマリンクダングは打ち消しました。
イライラしているマリンクンダングは「いい加減にしろ」と怒って、お母さんを殴りました。息子が気付かなかったお母さんは、泣く泣くマリンクンダングを怨んで、「あなたが謝らないなら、神様はあなたを石に変える!」
その怨みを聞いた、何も言わないでマリンクンダングは船に乗って出発しました。ふいに静かな海が荒れてマリンクンダングの船を壊してしまったのです。すると不思議なことに、マリンクンダングは海辺に波で運ばれて石に変えられてしまいました。
今までも、石になったマリンクンダングは海辺に見えます。。。


2 comments:

  1. マリンクンダングの昔話大好き!もともと私の家族のふるさとから…西部のスマトラ島!

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    1. あ、そうですか、家族のふるさとですよね。。ありがとうね、ターシャ!

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